タカノホームは富山・石川に現在13棟の常設展示場を有するハウスメーカーです。(グループ企業を含む)昭和63年には北陸初の一貫生産システムのタカノプレカット工場を完成させ、平成11年、12年には北陸ビルダー初のISO9001、ISO14001の認証を取得するなど、タカノグループは、住宅のトータルサポートを行う総合住宅サプライヤーとして前進を続けてまいります。
品質保証システムの国際規格

住宅の部材加工に品質管理システムが確立しています。タカノプレカット工場は、ISO規格及び顧客等の要求事項に従って品質マネジメントシステムを確立し、文書化し、実施し、維持しています。さらに品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善しています。
環境マネジメントシステムの国際規格

住宅の設計、加工、施工及びサービスに環境管理システムが確立しています。タカノプレカット工場は、ISO規格及びその他の要求事項に従って環境マネジメントシステムと確立し、文書化し、実施し維持しています。さらに環境マネジメントシステムの有効性を継続的に改善しています。
品質基準・表示基準による格付認定制度

タカノプレカット工場は、保存処理構造用製材、人工乾燥構造用製材及び機械等級区分構造用製材のJAS認定を取得しました。機械等級区分構造用製材は、北陸・中部地域で初の取得。また土台用製材の認定パターン(保存処理構造用製材かつ人工乾燥構造用製材・機械等級区分構造用製材)は、日本初の取得となりました。

木材選別ライン(グレーディングライン)

木材の強度及び含水率を算出し、選別します。
柱加工ライン

梁・桁材加工ライン

ストックヤード


自動四面鉋盤

横架材のムラを取ります。
横架材上下面/両側面加工機

梁桁材の上下面には、ほぞ穴、間柱欠き、ホールダウンボルト穴等を、両側面には、アリメス、根太彫り、羽子板ボルト穴等の加工を行います。
横架材木口加工機

梁桁材の両木口面に、アリオス、胴差、引合ボルト穴等の加工を行います。
横架材多種加工機

横架材の端部のケラバ落とし、登り梁や斜め梁等の加工を行います。
羽柄材加工機

ロボットアームによる筋違、間柱、窓台、窓まぐさ、垂木、破風板等の切断や欠き取り加工を行います。
柱材加工機

柱材の切断、上下ほぞ取り、欠き取り加工を行います。
施設概要
敷地面積 | 約12,000坪 |
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生産能力 | 一日約100坪 |
年間能力 | 500棟の加工能力 |
ストックヤード面積 | 5,207m2(約1575坪) |
プレカット加工工場面積 | 5,536.6m2(約1680坪) |
造作材展示場面積 | 660.38m2(約200坪) |
機械乾燥庫 | 4機 |
沿革
昭和63年4月 | 工場竣工(敷地約8,000坪) |
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平成元年2月 | 農林水産大臣 優良木質建材認証のAQ認証受賞 |
平成元年8月 | 屋根付ストックヤード、人工乾燥庫、自動加工機等の導入、北陸住宅メーカー初の乾燥・プレカットの一貫生産システムを実現させる |
平成6年4月 | 第5回木造住宅合理化システム認定 (高耐久性能タイプ) |
9月 | 第2工場竣工、床柱加工機を導入、ラインを入替え生産性の向上を図る |
平成11年2月 | 品質保証の国際規格ISO9001認証を受ける |
平成12年7月 | 環境マネジメントシステム国際規格ISO14001認証を受ける |
平成20年5月 | 工場敷地 延べ12,000坪に拡張 |
平成21年3月 | 東工場竣工 |
平成21年9月 | 機械等級区分構造用製材、人工乾燥処理構造用製材、保存処理構造用製材のJAS認定工場となる |
平成23年11月 | 大ホール完成 |




”自然素材・エコ”をキーワードとしたサステイナブルな住まいづくりを行うタカノホームでは、プレカット工場の敷地に実験用の庭園を設け、様々な観察・研究を行っています。
雄大な立山連峰を借景に、里山を表した庭園には、マツや能登ヒバ、ヒノキ、スギなど、タカノホームが建材として使用している樹木を植栽しています。意外に知らない実物の木を見ていただくとともに、樹木ごとに異なる枝や葉、植生などそれぞれの特徴を見ていただきたいとの考えからです。様々な木の特性を理解し、十分に生かした住まいづくりが大切だと考えまています。
お客様に実物を知っていただくことで、”木の家に住むということ、そして自然の恵みを受ける暮らしの素晴らしさ”を実感することができる機会でもあります。また、陰の落ち方や木と木の間から吹く風を体感することで、住まいに自然の恵みをうまく取り入れるライフスタイルの提案をご覧いただけます。さらには、川の流れも再現。上流域、中流域、下流域と分けて、下流には花菖蒲と水芭蕉を植えています。また、中流域にはメダカがたくさん泳いでいて、見る者の目を楽しませてくれます。
1本1本丁寧に草むしりするなど、日々の管理には非常に手間がかかりますが、タカノホームのスタッフに息づく”エコ”の精神により、化学肥料を蒔かず、最低限の薬だけで美観を保っています。
建材を加工する自社工場の敷地ではありますが、今では、山があり、樹木が茂り、川が流れる庭園となり、自然との共生を感じることができる場所となっています。
この庭園は工場見学などのイベントコースでもありますが、普段から気軽に見学することができます。ぜひお気軽にご鑑賞ください。