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2026.09.23

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GX ZEHとは?これからのお家づくりで知っておきたい「省エネ住宅」の基礎知識

最近、住宅展示場やモデルハウスにお越しいただくお客様から、「GX ZEHって何ですか?」「聞いたことはあるけど、普通の家と具体的に何が違うんですか?」というご質問をいただくことが増えてきました。
お家づくりについて調べていると、「ZEH」「GX志向型住宅」「長期優良住宅」など、聞き慣れない言葉がたくさん出てきますよね。特に最近は、住宅の価格だけではなく、断熱性能や光熱費、補助金なども含めて総合的に建築計画を練ることが大切になっています。
今回は、これからお家づくりを始める方にも分かりやすいように、新時代の省エネ住宅の基準となる「GX ZEHとは何なのか?」という点を中心にお話していきたいと思います。

 

 

 

 

目次

 

 

そもそも「ZEH」とは?

まず、「ZEH(ゼッチ)」という言葉から説明していきましょう。
ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。
簡単に言うと、「お家で使うエネルギーを減らして、さらに太陽光発電などでエネルギーをつくり、年間のエネルギー収支をゼロに近づける住宅」のことです。少し難しく感じるかもしれませんが、イメージとしては、「使う電気を減らす」+「自宅で電気をつくる」という考え方です。
断熱性能を高めることで、冬に暖房をつけても熱が外へ逃げにくくなります。夏も、外の暑さが室内に伝わりにくくなるため、冷房効率が良くなります。そこに太陽光発電などを組み合わせることで、住宅全体のエネルギー消費を抑えていきます。
しばしばZEHは「太陽光パネルを載せた住宅のこと?」と聞かれることがありますが、そうではありません。断熱・省エネ・創エネを組み合わせた住宅という部分がポイントです。

 

 

 

GX志向型住宅とは?

ZEHと一緒によく聞くようになったのが、「GX志向型住宅」です。
GXとは、Green Transformation(グリーントランスフォーメーション)の略です。
こちらはざっくり言えば、「環境への負荷を減らしながら、社会全体をより省エネルギーな方向へ変えていこう」という考え方を意味する言葉です。
国が目指す2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、住宅においても「できるだけエネルギーを使わない」「お家の中を快適に保つ」「太陽光発電などでエネルギーをつくる」といった取り組みがこれまで以上に求められています。
こうした流れを受け、ZEH水準をさらに上回る高い省エネ性能を持つ住宅として、2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」にて新登場したのが「GX志向型住宅」なのです。
翌年の「みらいエコ住宅2026事業」でも補助対象区分として使われており、ZEH水準の住宅が35万円の補助額なのに対し、GX志向型住宅は110万円の補助額が設定されていることからも、国がより高い省エネ性能を持つ住宅への移行を後押ししようとしていることが伺えます。

 

 

 

GX ZEHとは?それぞれの違い

そして、これから耳にする機会が増えていくと考えられるのが「GX ZEH」です。
ZEH・GX志向型住宅・GX ZEHは、名前や考え方が似通っているものの、それぞれ異なるものを指します。
GX ZEHとは、2025年9月に新たに定義されたZEHのことで、2027年4月以降の適用が予定されています。
経済産業省によれば、新しいZEHの定義を検討するにあたり、以下の3つの観点を挙げています(出典:「GX ZEH」及び「GX ZEH-M」を定義しました│経済産業省)

 

  1. 2050年の目標達成を牽引する省エネ性能
  2. 自家消費拡大措置を通じた住戸単位でのエネルギー自給率の向上
  3. 再生可能エネルギー設備設置に係る条件の見直し

 

要するに、ZEHからさらに高い省エネ性能へと住宅の基準が進化していく中で、「これからのZEH」として新たに定められたのが「GX ZEH」なのだと考えると分かりやすいでしょうか。
GX ZEHでは断熱・省エネ性能の基準を引き上げると共に、つくったエネルギーを自宅でより有効に活用する「自家消費」が今まで以上に重視され、高度エネルギーマネジメント(HEMS)や蓄電池の導入も求められます。

 

以下に、ZEH・GX志向型住宅・GX ZEHの違いをまとめた表を作成してみました。

ZEH GX ZEH GX志向型住宅
位置づけ 現行のZEHの定義 ZEHの新しい定義 国の住宅支援事業における高性能住宅の区分
特徴 断熱・省エネ・創エネにより、年間のエネルギー収支ゼロを目指す住宅 現行ZEHより省エネ性能を高め、再エネの自家消費も重視する住宅 現行のZEH水準を上回る高い省エネ性能を持つ住宅
断熱性能 断熱等性能等級5以上 断熱等性能等級6以上 断熱等性能等級6以上
一次エネルギー消費量削減率
※再エネ除く
20%以上 35%以上 35%以上
再エネを含む削減率 100%以上 100%以上 原則100%以上
※地域等により要件が異なる
HEMS等 必須ではない HEMSが必要 HEMSが必要
簡単に言うと エネルギー収支ゼロを目指すお家 これからのZEHとして、さらに性能を高めた新しい基準(2027年4月以降の運用) 補助事業で設定された、現行のZEH水準を上回る高性能住宅

 

 

 

省エネ住宅を建てるメリット

ここまでGX ZEHやGX志向型住宅についてご紹介してきましたが、省エネ性能の高い住宅を建てることは、実際の暮らしにどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

メリット①「冬でも暖かく、夏でも涼しい」

断熱性能が高いため、外の暑さ・寒さの影響を受けにくくなり、空調設備の負担が減ります。
これは単純に「冷暖房費が安くなる」という話だけではありません。
お家の中の温度差が小さくなることで、

 

「リビングは暖かいけど、廊下に出ると寒い」

「暖房を切ったらすぐに寒くなる」

 

といった不快感を減少させてくれるのです。
特に石川県・富山県のように、冬の寒さや雪、湿気などを考えなければならない地域では、断熱性能のレベルは非常に重要だと私たちは考えています。

 

メリット②「光熱費を抑えやすい」

住宅を建てる際には、土地代、建物代、外構工事費、家具・家電費用など、どうしても大きなお金が必要になります。そしていざ住み始めてからも、毎月電気代やガス代といった光熱費などがかかってきます。
これから10年、20年、30年、40年…と暮らしていくことを考えると、ランニングコストは住宅選びで欠かせないポイントになってきます。
大切なのは、「建築費だけで判断するのではなく、住み始めてからどれくらいお金がかかるのかまで考えてマイホームを選ぶ」という視点です。
特に毎月の光熱費は、住宅の省エネ性能によって差が生まれる部分です。断熱性能を高め、エネルギーを効率良く使える住まいにすることで、冷暖房などに必要なエネルギーを抑え、光熱費の負担軽減に繋げることができます。
つまり、このようなお家づくりに、GX志向型住宅はうってつけというわけです。
将来、電気やガス料金がどうなっていくのかは誰にも分かりません。だからこそ、「将来の光熱費が上がっても影響を受けにくい住まい」を検討に加えてみてはいかがでしょう。

 

メリット③「補助金を利用できる場合がある」

2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」に続き、2026年度の「みらいエコ住宅2026事業」でも、GX志向型住宅は補助対象となっています。

ただし、もちろんGX志向型住宅を建てれば必ず補助金を受け取れるわけではありません。住宅性能や世帯、立地、申請時期など、その年度の制度ごとに条件が定められているため、お家づくりを始める際には「今使える補助金は何なのか?」を住宅会社に確認しておくことをおすすめします。

また、補助金はお家づくりの負担を軽減してくれる大きなメリットですが、「補助金がもらえるからGX志向型住宅を選ぶ」という考え方だけでは、少しもったいないかもしれません。
補助金はもちろん大切です。数十万円、場合によっては100万円を超える補助金が受けられるとなれば、家計にとって大きな違いになります。

しかし本当に考えたいのは、「これから何十年も暮らす住まいを、どんな住まいにしたいのか?」ということです。

 

「冬は暖かく、夏は涼しく快適に過ごしたい」
「毎月の光熱費をできるだけ抑えたい」
「家族が健康的に暮らせるお家にしたい」
「将来の電気代の上昇にも備えたい」

 

こういった暮らしを実現するための一つの選択肢として、GX志向型住宅を考えていただくのが良いのではないでしょうか。

 

 

 

石川県・富山県でお家を建てるなら「断熱性能」は特に重要

最後に。
「北陸は冬が寒いから、断熱は大事ですよね」という話をよくします。これはその通りなのですが、実は冬だけが問題なのではありません。
冬は寒く積雪が多く、夏はじめじめで暑い。そして雨も多い。
一年を通して快適に暮らすためには、住宅の断熱・気密性能をしっかり考える必要があります。
ですので、住宅会社を比較する時には、「太陽光パネルが何kW載っていますか?」「GX志向型住宅は建てられますか?」だけをチェックするのではなく、

 

・断熱性能はどのくらいなのか?
・気密性能はどうなのか?
・どのような換気システムを採用しているのか?
・実際にどのような施工をしているのか?

 

といった部分まで確認してみてください。
カタログに書いてある数字だけでは分からない部分も、お家づくりでは肝要です。

まとめ

今回は「GX ZEHとは?」というテーマで、できるだけ簡単に解説してみました。

冒頭でも触れたように、お家づくりを始めると、「ZEH」「GX」「長期優良住宅」「一次エネルギー消費量」など、たくさんの言葉が出てきます。
ですが、難しい言葉を一つひとつ覚える必要はありません。大切なのは、

「この建物は、建てた後も快適に暮らせるのか?」

「毎月の光熱費を抑えられる住まいなのか?」

「10年、20年、30年後も住み続けたいと思えるお家なのか?」

という視点です。

GXやZEHという言葉は、そのための一つの基準として考えてみると分かりやすいと思います。

お家づくりは、一生に何度も経験するものではありません。

だからこそ、建物の価格だけではなく、性能や光熱費、将来の暮らしまで含めて、じっくり比較してみてください。

タカノホームでも、GX ZEHをはじめ、断熱性能や光熱費などについて、分かりやすくご説明できるよう心がけています。

 

「GXって結局、自分たちのお家には必要なの?」

「ZEHにすると、何が変わるの?」

「補助金を使うにはどうすればいい?」

など、分からないことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

皆様のお家づくりが、建てた後に「このお家にして良かった」と思えるものになるよう、私たちも一緒に考えていきたいと思います。

 

ご一読ありがとうございました。

WRITER

スタッフ名が入ります。

本谷 大輝

営業

中途入社で入りました。趣味は登山とキャンプです。若い子たちに負けないよう頑張っていきます!

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