2023.09.05
新築では食洗機を採用するべき?メリット・デメリットを紹介します!
皆さんは食洗機を使っていますか? 食洗機は「料理は好きだけど、食器洗いが手間だな…」「手が荒れるのが嫌」と思っている方に人気の設備ですが、これから新しいお家を建てようとする中で導入を迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、食洗機の種類やメリット・デメリットをご紹介します。自分たちの新しいお家に食洗機は採用するべきなのかどうか、ぜひ参考にしてみてください!
目次
食洗機ってどんな設備?
食洗機は、食器と洗剤を投入してボタンを押すと自動で洗浄、乾燥までしてくれる便利な設備となっています。乾燥までが自動のため、家事の時間短縮になったり、水仕事による手荒れの防止にもなったりと、新築に採用する方が増えています。
ビルトイン型と据え置き型
食洗機は大きく分けて「ビルトイン型」と「据え置き型」の2種類があります。
「ビルトイン型」
キッチンの作業台(天板)の下に組み込まれているタイプです。キッチンの収納部分に組み込まれているため、作業台の上を広々とすっきりさせることができます。しかし、収納部分が減ってしまうため、その分の収納を別に確保できるかは検討が必要です。このタイプは、本体の設置工事やシンク下の配管工事も必要になってくるため、後からではなく新築時に導入するのがおススメです!
「据え置き型」
キッチンの作業台などに置くタイプです。設置場所を選べますが、スペースが必要になるためキッチンの広さによっては作業スペースが圧迫されてしまう可能性があります。生活してみて後から導入できる点は魅力的です。
「ビルトイン型」食洗機の種類
キッチンに組み込まれている「ビルトイン型」食洗機は、扉の開き方と深さによって容量が違ってきます。
扉の開き方
・フロントオープンタイプ
扉を前に倒して開きます。海外で主流なタイプです。食器を載せるカゴを引き出せるため、食器の出し入れがスムーズに行えます。しかし、国内品は数が少ないため、選択肢は少なくなってしまいます。
・スライドオープンタイプ
扉を引っ張ると食洗機が引き出しのように出てきます。国内品としては、こちらが主流となっているため選択肢は多くなりますが、食器を並べるのに少しコツが必要です。
深さ
・深型
フライパンやお鍋などの大きな調理器具も洗うことができる大きさです。2段に分けて食器を入れることができます。大家族や来客が多い家庭、また食器を一度にたくさん洗いたい方に向いています。
・浅型
深型と比べて容量は少なくなりますが、その分「ビルトイン型」でも多少収納を多くすることができます。家族の人数が少なく、収納を増やしたい方に向いています。
どれくらい節約になるの?
便利な食洗機ですが、「水をいっぱい使うんでしょ?」「光熱費が高くなるんじゃ…」というお声もいただきます。実は、手洗いよりも水道代、光熱費どちらも節約になるんです!実際にどれだけ節約になるのでしょうか。
≪手洗いの場合≫
ガス:81.62㎥、水:47.45㎥ 使用 ⇒年間約25,560円
≪食洗機の場合≫
電気:525.20kwh、水:10.80㎥ 使用 ⇒年間約19,090円
経済産業省 資源エネルギー庁HP より
※給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合の比較。手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日で試算。
なんと手洗いするよりも食洗機を使った方が、年間で合計6,470円の節約になるんですね。水の使用量では1/4以上とかなりの節水になります。さらに、食器洗いを食洗機に任せることで、年間で約1週間以上(約180時間)もの時間を節約できると言われることもあります。
食洗機のメリット・デメリット
お金にも時間の節約にもなる食洗機ですが、ライフスタイルによってはデメリットもあります。
次にメリット・デメリット、向いているご家庭についてお話します。
メリット
・手間が大きく削減できる
・高温で洗浄するため、高い除菌効果もあり、衛生的
・水仕事が減ることで手荒れ防止になる
・節水、節約、節電になる
デメリット
・本体購入、設置工事費、メンテナンス費がかかる
・設置スペースによっては、収納や作業スペースが少なくなってしまう
・お手入れを怠ると、悪臭の原因になる可能性がある
≪食洗機が向いている家庭≫
・家族の人数が多く、一度に洗う食器が多い
・洗い物の時間がなく、手間を省きたい
・食器をしっかり除菌したい
・水仕事での手荒れに悩んでいる
・節水や省エネに取り組みたい
≪食洗機が向いていない家庭≫
・一度に洗う食器が少ない
・食洗機不可の食器が多い
・そもそも食洗機を使わない
一日の中で食器洗う時間が長いとよりメリットを感じる食洗機ですが、導入前に自分のライフスタイルにあっているかを確認して採用するかどうか検討すると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最近、人気の食洗機についてご紹介しました。お金の節約や節水だけでなく、ライフスタイルにあったタイプの食洗機を選ぶことで、より多くのメリットが感じられそうですね。ぜひ、新しいお家での採用を検討してみてください!
WRITER
島津 七海
高岡展示場 営業
入社4年目になりました!小学校2年生の頃から空手を続けています。大学では古生物学を専攻していたので、住宅のことについては日々勉強中です!
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