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2024.08.20

人気のインナーガレージ!そのメリットとデメリットは?オープンガレージやカーポートとの比較も

今回は、何年も高い人気を維持し続けているインナーガレージについてご紹介します。
お家づくりを検討している流れで「インナーガレージのお家を建てたい!」と思う方は決して少なくありません。実際、インナーガレージには様々なメリットがあります。けれど、いくつかの注意点が潜んでいるのも見落としてはいけません。
この記事では、そんなインナーガレージのメリット・デメリットや注意点、オープンガレージやカーポートとの比較、設計する際のコツなど、色々な面から解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

目次

 

 

インナーガレージとは?オープンガレージとどう違うのか?

まずインナーガレージとは、住宅とガレージが一体化したものです。ビルトインガレージとも呼ばれています。
一般的には住宅とカーポートという風に、住居と車庫は分けるのが主流ではありますが、降雪量の多い北陸では利便性の観点からインナーガレージも人気です。また、クルマ好きの方はインナーガレージに憧れを持っている方が少なくない印象がありますね。
続いてインナーガレージとオープンガレージの違いですが、それはシャッターの有無!インナーガレージはシャッターが付いており、オープンガレージはシャッターが付いていません。
下の画像は、左がインナーガレージ・右がオープンガレージです(どちらも弊社施工例)

シャッターの有無│タカノホーム

どちらのガレージも雨や雪から車を守り、身体が冷たく濡れることなくお家に出入りできるのが特徴ですが、オープンガレージの方がシャッターがない分、格段に費用を抑えられます。もちろんシャッターも種類やグレードにより値段は違ってきますが、実はシャッターの有無で数百万円以上の差が生まれるのです。また、延床面積に加算されないため、固定資産税の面でもオープンガレージの方が安くなります。
とは言え、防犯性の高さはインナーガレージに軍配が上がりますし、そもそもオープンガレージはインナーガレージよりは安いもののカーポートと比較すればかなりの価格差があります。

ここからはインナーガレージ(オープンガレージ)の詳しいメリット・デメリットについて解説していこうと思います。それぞれのポイントをしっかりと把握して自分たちがイメージする用途と摺り合わせ、最終的に何を選択するのか丁寧に検討していきましょう。

 

 

インナーガレージのメリット・デメリット

 

インナーガレージのメリット

防犯性が高い

車の盗難は平成15年のピーク時から減少こそしていますが、毎年一定数発生しています。発生場所は「一般住宅」が最も多く、全体の約4割を占めています(参考:警察庁 生活安全企画課『自動車盗難等の発生状況等について』より)
インナーガレージはシャッターを閉めておけば、車やガレージ内に収納しているものを盗まれにくくすることができます。
更にカーポートやオープンガレージにはないメリットとして、外から車が見えないので、泥棒に家主が不在かどうかを判別する材料を与えません。

 

雨や雪に濡れず、お家の中に入ることができる

たとえばお子様と一緒に買い物をした帰り。突然土砂降りの雨が降ってきても、インナーガレージならお子様と自分自身、そして買い物品を濡らさずに安心してお家の中に入れます。
富山県と石川県は全国トップクラスで雨が多い都道府県であり雪国としても有名ですので、快適な移動ができることを大きなメリットとして感じる方が多くいらっしゃいます。

 

外観デザインの美しさ

建物と一体となっているインナーガレージやオープンガレージは、高級感のあるすっきりとした外観デザインに仕上げやすいです。
一方、カーポートの場合は後付けになってしまうため、テキトーに選んでしまうと本来の外観美を損ねてしまう可能性も。

 

趣味のスペースとして活用できる

ガレージ部分をただの車庫としてだけでなく、趣味のスペースとして使えるのも魅力の一つ!
クルマ好きの方なら、天候に左右されず気軽に整備できたり、大好きな自動車やバイクを思う存分眺められます。ほかにもDIYやバーベキュー、トレーニングやキッズスペースなどなど……家族のニーズに応じて使い分けることで、日々の生活の幅が広がります。

 

 

インナーガレージのデメリット

建築費用が高い

インナーガレージは、基礎部分・屋根・断熱材・シャッター・外壁などが必要になるため、カーポートよりも多くの建築費用が掛かります。当然予算には限りがあるので、様々な面から検討した上で決めることをおススメします。

 

車の大きさ&間取りに制限が出てくる

1点目は車の制限です。インナーガレージ部分の幅や高さは設計段階で確定します。そのため、今の車のことだけを考えてスペースを決めると、将来「買いたい!」と思った車があってもガレージに入らない可能性もあります。今後乗ることを検討している車(たとえばミニバン)のことなども想定しながら、設計士と細かいところまでしっかり打合せすることが大切です。
2点目は間取りの制限です。敷地にあまり余裕がないと、1階の間取り部分で欲しい広さを確保できない可能性が出てきます。たとえば「20帖のLDKが欲しかったけど、結果的に16帖になってしまった」など。また、ガレージ側は窓を設置できるところが限られるので、一部の場所が暗くなってしまったりするかもしれません。
これに関しては間取りの設計を工夫することで解決できますが、そもそもお家づくりをしていく上で、何を一番優先したいのか、そのためなら他の部分は妥協できるのかといったことも含めて確認していきましょう。

 

 

 

インナーガレージの注意点と設計する際のコツ

 

ここでは、インナーガレージのお家をつくる際の注意点や設計のコツをご紹介します。

 

排気ガスの対策

インナーガレージは住宅と一体になっているため、車の排気ガスがお家の中に入ってしまうリスクがあります。全国的にも排気ガスの対策がきちんとできておらず、大事な家族に危ない空気を吸わせるわけにはいかないと結果的に自宅を手放した方も実は少なくありません。
有圧換気扇(有圧扇)といった空気をしっかり入れ替えできる換気扇の採用など、排気ガス対策はしっかり考えて進めていく必要があります。

 

・湿気対策

密閉空間故に湿気が溜まりやすいインナーガレージ。北陸地方は12月から2月の下旬まで雪が降りますよね。運転中、車の上に雪が乗ってそのままガレージ内に入ってシャッターを閉めてしまうと、ガレージ内にカビが生えたりする恐れが……。
冬の時期は車の上にある雪をなるべく外に落としてから駐車するのがポイントです。

 

・土地選び

インナーガレージを設計する上で重要なのが、土地選びです。土地に関しては、多くのお客様が「日当たりの良い南向きの土地が欲しい」と仰られます。
ただし、注意すべき点が一つあって、間口の広い南向きの土地であればお部屋にしっかりと光を入れることができます。しかし、間口の狭い南向きの土地だと、車を停めるためのガレージ部分が南側にくるため、LDKの南側に大きな窓を取ることができなくなってしまうことも。
ですので、インナーガレージを検討する際は、まずプロからしっかり土地の提案を受け、どんな間取りになるかを事前に確認しておくと失敗せずに済むでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はインナーガレージについて解説しました。これからお家づくりをされる方の参考になれば嬉しいです。

どんなものでも必ずメリットとデメリットが存在します。それぞれの部分をしっかり理解した上で、それでも選ぶべきものかどうか含めて後悔のないお家づくりをしてもらえたらと思います。

WRITER

スタッフ名が入ります。

渡辺 圭祐

魚津展示場 営業

皆様のお家づくりを全力でサポートさせていただきます!

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