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2022.02.08

エコキュートとエネファームの違いって?給湯器の種類と特徴

みなさんは給湯器といえばどのようなものが思い浮かびますか?給湯器というのは様々な種類があります。「種類がたくさんあってどの給湯器を選んでいいのかわからない」や「そもそも給湯器ってどんな種類があるの?」なんてことを思っている方もおられると思います。そこで今回はこれから新築でお家を建てられる方に後悔のない給湯器選びができるように給湯器の種類や特徴についてお伝えしていきます。
給湯器イメージ写真│タカノホーム

目次

  • 給湯器の種類
  • それぞれの特徴、メリット・デメリットは?
    -エコキュート
    -エコジョーズ
    -エネファーム
  • まとめ

 

給湯器の種類

現在家庭で使われている給湯器には電気給湯器、ガス給湯器、石油(灯油)給湯器など様々な給湯器がありますが、ここでは新築の住宅でよく使われるエコ給湯器についてご紹介していきます。
エコ給湯器にはいくつか種類がありますが、似たような名前が多いので混同しやすいですよね。まずは熱源の違いで見ると整理がしやすいと思います。

電気…エコキュート
ガス…エコジョーズ、エネファーム

ということは、オール電化でお考えの方はエコキュート、ガスでお考えの方はエコジョーズやエネファームなどの選択肢があることになります。それを踏まえた上で、次からはそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

それぞれの特徴は?

エコキュート

エコキュート写真│タカノホーム給湯器の代表的なものといえばエコキュートかと思います。正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」といいます。実は「エコキュート」という名前は関西電力の商標登録だったのですが、使われていく中で電力会社やメーカーでこの名称が浸透・定着していき、自然冷媒ヒートポンプ給湯器そのものを指す言葉として使われるようになりました。
かつて電気が熱源の給湯器としては「電気温水器」が主流でした。機器としては小型なため、今でもアパートなどに使われています。これは電気の力で内蔵のヒーターを暖めお湯を沸かすもので、比較的大きなエネルギーが必要になります。
対してエコキュートは電気の力でヒートポンプという仕組みを動かし、空気から熱を取り出して暖めるので、わずかな電力でお湯を沸かすことができます。メーカーの試算では電気代は電気温水器と比べ約1/4と、まさにエコな給湯器といえますね。導入費用も普及が進んだおかげで40万円前後となっています。

メリット
・省エネ
電気料金の安い深夜電力を使ってお湯をつくり、タンクに貯めたお湯を日中に使うという仕組みなのでエネルギー効率が良く経済的です。

・断水時にも安心
万が一断水が起こったとしても、タンク内のお湯を非常用の水として使うこともできます。

・環境にやさしい
ガスを使わないので二酸化炭素の排出も抑えられ、環境への負荷も軽減できます。

デメリット
・お湯の残量に注意が必要
基本的には学習機能もあるのでタンクのお湯の量を制御してくれていますが、来客などでいつもよりも多く使う場合があると湯切れが起きることもあります。そのような場合はあらかじめ多く沸き上げる設定にするなど事前準備が必要です。

・冬は効率が下がる
空気中から熱を取り出す仕組みなので、外気温が低いと効率が下がるため、他の季節に比べ冬は電気代が多くかかります。

おすすめの容量
エコキュートの貯湯タンクの大きさにはいくつか種類があります。タンクの容量が少ないと頻繁に湯切れを起こしてしまいますし、必要以上に大きいと効率が悪くなりますので、家族人数や使用頻度などを考慮して考えましょう。

2~3人家族…300L
3~4人家族…370L
4~5人家族…460L
5~7人家族…550L

 

エコジョーズ

エコジョーズ写真│タカノホームエコジョーズとは、従来のガス給湯器に比べ少ないガス消費量で効率よくお湯をつくることができる、省エネ性の高いガス給湯器です。正式な種別では「潜熱回収型ガス給湯器」となります。こちらも東京ガスによって商標登録されていますが、現在では業界全体で呼び名が統一されています。
お湯をつくる際に発生した熱を回収し利用することで、従来のガス給湯器の熱効率が約80%だったのに対し、エコジョーズでは約95%の熱効率を実現しています。
初期費用もエコキュートやエネファームに比べ安価なので新築でガスを選択される場合は多く使用されています。

メリット
・イニシャルコストが安い
機器の導入費用が約20万円と高効率の給湯器の中では比較的安価です。

・湯切れの心配がない
貯湯型ではなく、瞬間的に湯沸かしをするため一度に大量に使っても湯切れの心配はありません。

・機器がコンパクト
タンクが必要ないため、設置のスペースにも困りません。タンク式の給湯器と比較して大きさは約1/10ほどです。

デメリット
・専用の排水工事が必要
エコジョーズは排気熱を利用するときに水滴が発生します。多く利用している日だと、一日に500ml~1500mlほど発生するといわれています。そのため、専用の排水工事が必須事項です。

・故障率が高め
ガスの燃焼熱が高温になるので、電気の給湯器と比べると内部の部品も高温にさらされることが多いので、故障しやすいと言われています。

おすすめの容量
エコジョーズの容量は「号」で表されます。水温25℃の水が1分間に出る量のことです。号数が大きいほど給湯能力が高くなります。

1~2人家族…16号
2~3人家族…20号
2~4人家族…24号

 

エネファーム

エネファーム写真│タカノホームエネファームとは、ガスの中から水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムです。発電時の排熱を利用してお湯をつくりだすことができます。名前の由来は「エネルギー」と「ファーム(農場)」を組み合わせて名付けられました。エコキュート、エコジョーズとは異なり、給湯だけでなく発電ができるという点で大きく違います。自分の家で使うエネルギーを自分の家でつくることで、エネルギーを無駄なく使え、エコな暮らしを実現できます。近年では太陽光発電と組み合わせたW発電も推奨していて、低炭素社会に向けての取り組みの中でも注目されているシステムです。

メリット
・電気代を削減できる
家庭で使用する4~6割ほどの電力量をまかなえるので、電気代がかなり安くなります。

・停電時に備えられる
従来のものは停電してしまうと起動時に何かしらの電力が必要でしたが、新しいエネファームでは停電時にそなえて発電を行ってくれるモードがあり万が一の時も安心です。

・環境にやさしい
先にも触れましたが送電ロスもなく、CO2排出削減に貢献できます。また、電気使用量などをリモコンで見える化しているので節電の意識が高まります。

デメリット
・導入コストが高い
普及は進んでいますがまだまだ導入コストが高く、100万円前後といわれています。ただし、自治体によっては補助金がある場合もあります。

・地域を選ぶ
都市ガスのない地域ではプロパンガスを利用することになります。プロパンガスは比較的単価が高めなので、せっかく電気代が安くなってもガス代がかかり光熱費の大幅な削減とはいかない場合もあります。

まとめ

今回は新築でよく使われるエコ給湯器についてご紹介しました。今回は紹介していませんが、電気とガスのハイブリットの給湯器など次々と新しい給湯器も出てきています。毎日使う給湯器は光熱費に大きく関わってきますので、ランニングコストを重視される方は色々比較をして自分たちの暮らしに合った給湯器を選んでみてください!

WRITER

スタッフ名が入ります。

梅津 直也

高岡展示場 営業

今年で入社6年目になります。 今まで教えてもらう立場だったのが教える立場になるので 勉強をたくさんして頼れる営業になりたいと思っています。

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