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2022.08.30

「家事楽」なお家にするには?おススメのアイデアを紹介!

間取りを考える上でよくポイントに挙げられる「家事楽」。料理や洗濯など毎日こなさなければならない家事は、できるだけ効率よく済ませたいですよね。色々な情報やアイデアはあるけれど、どれを採用したらよいかわからないというお声も耳にします。そこで今回は料理、洗濯、掃除のそれぞれについて家事楽につながる間取りや設備をご紹介していきます。家事楽│タカノホーム

目次

  • 「家事楽」につながる間取りって?
  • 家事別でみる家事楽な間取り、設備
    -料理(キッチン周り)
    -洗濯
    -掃除・片付け
  • まとめ

 

「家事楽」につながる間取りって?

「家事楽」につながる間取りを考える際に、まず第一に重要な点は、家事動線を短くすることです。「家事動線」とは読んで字の通り、家事をする際の移動経路のこと。家事の移動距離が短い間取りであれば、移動にかかる時間や無駄を減らすことができます。

回遊動線│タカノホームよく挙げられるのが、家の中をぐるっと回れる「回遊動線」ですね。「回遊動線」とは、上図のような間取りです。玄関⇔キッチン⇔水回り⇔玄関…など、家の中をぐるぐる周回できます。こうすることで、行き止まりがなくなり、複数の方向から部屋に行き来できるので、家事効率がアップします。使い勝手も良くなり、暮らしやすいお家になります。
詳しくは以前「回遊動線」を解説した記事がありますのでそちらをご覧ください。→回遊動線って本当に必要?メリット・デメリットを解説!

家事別でみる家事楽な間取り、設備

メンテナンスイメージ写真│タカノホームそれでは家事別にどのような間取りや設備が家事楽につながるのか、具体的にご紹介していきます。

料理(キッチン周り)

キッチン周りでまず意識していただきたいことは、本当に必要な面積の想定をすることです。広々したキッチンは素敵ですが、キッチンが広すぎると動線が長くなってしまい、無駄が多くなってしまいます。実際にどういった物を置きたいかを想定しキッチンの広さやスタイルを決めましょう。
そして、回遊性も意識していただくと、より効率的なキッチンとなります。キッチンが奥まった場所にあったり、行き止まりがあると調理・配膳・片付けの流れに無駄が増えます。クローズドタイプやカウンタータイプのキッチンに比べると、ぐるりと回れるアイランドタイプのキッチンは作業の流れに無駄がなく、家事のストレスも少なくなるのでおススメです。スペースに限りがありアイランドキッチンの採用が難しい場合は、キッチンの横にダイニングテーブルを配置するスタイルにするだけでも、配膳や片付けの動線を短くすることができますよ。
キッチンの形やスタイルについてはこちらのブログを参照ください。→キッチンにはどういう形があるの?種類別に解説【写真付き】

≪おススメ設備やポイント≫
・食洗機
時短にも節水にもなる食洗機は近年採用率が非常に高いです。たっぷり洗いたいご家庭用に深型タイプもあります。

・パントリー(食品庫
食品庫も非常に採用率が高い設備です。ダイニングテーブル側に配置するタイプ、キッチンの奥に小部屋として設置するタイプなど、ご家庭によって様々です。設置する際のポイントは、棚の奥行を浅くしておくこと(目安は30㎝ほど)。深くしすぎると奥の物が取りづらく、ストレスになってしまいます。パントリー│タカノホーム

・スパイスニッチ
壁のくぼみを利用した、調味料などをしまえるスパイスニッチ。作業スペースを広く取れるので、作業効率も上がります。スパイスニッチ│タカノホーム

・玄関からの行きやすさ
キッチンを玄関から行きやすい位置に配置すると、買い物から帰ってきて食材を冷蔵庫にしまうまでが楽になります。冷蔵庫の横に買ってきたものを仮置きしておく棚やスペースを作っておくこともおススメです。また、キッチンと玄関が近いとごみ出しも楽になりますね。家事楽動線│タカノホーム

・コンセントは多めに
料理をアシストしてくれる調理家電。色々な家電がありますが、最初は想定していなくても後から導入する可能性も十分にあります。作業台にはコンセントを多めに計画しておきましょう。

 

洗濯

洗濯は、洗う・干す・片づけるという一連の流れをいかにスムーズに行うかが大切です。洗う→干すの効率を考えて、洗濯機と物干しスペースを近くに配置することは当然ですが、干したものをハンガーのまましまえるファミリークローゼットを近くに配置すると非常に効率的です。たたんで収納することが多いご家庭は、リビングやタタミコーナーといった、たたむためのスペースへの動線を考慮した配置にしましょう。
ただし、効率を考えてたくさんの要素を1階に集中させすぎると、敷地に収まらなかったり間取りが成り立たないということもあります。その時は思い切ってランドリースペースを2階にもってくるというのもひとつのアイデアです。2階であれば比較的スペースを広くとれて、バルコニーに隣接して作れるので外干しもしやすくなります。お風呂が1階の場合は脱いだものを持っていく必要がありますが、洗濯する→干す→ハンガーのまま各居室のクローゼットにしまうといった動きも可能です。

≪おススメ設備やポイント≫
・衣類乾燥機(乾太くん)
ガスを導入されるご家庭では衣類乾燥機(乾太くん)がおススメです。干す時間の短縮にもなりますし、バスタオルなど大きなものも乾燥できるので、物干しスペースを小さく抑えることができます。衣類乾燥機│タカノホーム

・洗濯用流し(SKシンク)
頑固な汚れの予洗いやつけ置きに使える洗濯用流し。何かと洗濯物が増える子育て世代の強い味方です。スペース的に余裕のないお家は、洗濯機の近くに洗面化粧台を配置し、予洗い用と兼用するという使い方もあります。SKシンク│タカノホーム

・作業カウンター
アイロンやたたむ作業に使えるカウンター。その場で完結できるので効率的ですが、「リビングでテレビを見ながらアイロンするのであまり使わなかった」「結局は物置になってしまった」という声も。カウンターは後から外せないので、迷われる場合は置き型の家具で対応するというのも手です。ユーティリティー│タカノホーム

 

掃除・片付け

掃除・片付けに関してまず意識していただきたいことは「適材適所」です。収納量を確保するために大きな収納部屋を設ける場合もありますが、1ヵ所に大きな収納を設けてしまうと、色々なものを1ヵ所の収納にしまいに行かなければなりません。これでは掃除・片付けをする際に必要以上に移動しなければいけなくなり、家事の無駄やストレスにつながってしまいます。
ですので、使う部分の近くに適切な大きさの収納を細かく設けることをおススメします。「適材適所」にしまう場所を限定することで、片付けの際の移動距離も短縮でき、次に使う際もほしい物がどこにあるかすぐわかるといったメリットもあります。物をしまう場所を明確に決めておくことで、使ったらすぐ片付けるという意識が強くなり、そもそも散らかりにくくなるといった効果も期待できます。特に子どもがいるお家では、リビング付近におもちゃのしまう場所を決めておき、「遊んだらここに片付けようね」と片付ける意識を育てることもできます。

≪おススメ設備やポイント≫
・玄関収納(シューズクローク)
ベビーカーや傘、濡れたコートなどをしまっておける土間収納。玄関を常にスッキリ見せることができます。玄関収納│タカノホーム

・水回りはお手入れしやすい素材に
脱衣場や洗濯スペースなどは水滴が床についても汚れにならないように、フロアタイルなどお手入れのしやすい素材がおススメです。フロアタイル│タカノホーム

・お掃除ロボットの基地を考える
日常のお掃除の時短になると人気のお掃除ロボット。導入を検討される場合は、充電をするための基地をあらかじめ計画しておきましょう。お掃除ロボット基地│タカノホーム

・段差をあまりつくらない
段差がある部分には埃やごみが溜まりやすくなります。お掃除ロボットも行き来できなくなってしまうので、不必要な段差を極力作らない方が、お掃除のしやすいお家になります。

まとめ

以上、「家事楽」につながる間取りや設備についてご紹介しました。今回ご紹介したものはあくまで一例です。そのご家庭の生活スタイルによって最適なアイデアは変わってくるかと思います。間取りや設備を検討する前に一度、自分の生活における家事の流れをイメージしてみることが「家事楽」を実現する第一歩です。写真や図面だけでなく、実際のお家を見るとよりイメージがしやすいかと思います。ご見学の希望などございましたら、お気軽にお問い合わせください!

WRITER

スタッフ名が入ります。

山際 幸士

金沢展示場 営業

今年で入社7年目になります。文系出身で入社してから日々住宅の勉強を続けていますが、知れば知るほど奥が深い業界でまだまだ学んでいかないといけないことも多いなと感じる日々です。

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