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2022.11.29

和室って必要?間取りのポイントやスタイルを紹介!

昔はお家に当たり前にあった「和室」。近年ではライフスタイルの変化に合わせて、和室のないお家も増えてきています。和室をつくる場合でも、様々な用途で活用されるようになりました。今回は4つの和室のスタイルとその特徴をご紹介していきますので、間取りを考える際の参考にしてみてください。
和室イメージ│タカノホーム

目次

  • 和室のメリット・デメリット
  • 和室のスタイル
    -独立型和室
    -タタミコーナー
    -独立型兼タタミコーナー
    -スキップ和室
  • まとめ

 

和室のメリット・デメリット

メリット

・汎用性が高い
和室はフローリングと違い床がやわらかいので、お子さんのお昼寝や遊びスペース、洗濯物をたたむ場所、客間、ゲストの寝室など様々な用途で使えます。

・飾り物で季節を楽しめる
床の間や板の間を設けた和室は、洋室には置きづらいひな人形や五月人形などの季節物を飾るのにぴったりです。春夏秋冬に合わせて季節物を飾るという経験は、お子さんの良い思い出づくりにもなります。

・リラックスできる
畳の香り、肌触り、空気感など和室には不思議とリラックスできる魅力があります。ごろっと寝転んで落ち着けるのは和室ならでは。

デメリット

・メンテナンスや管理に気を使う
畳はやわらかい素材なので、傷がつきやすく、家具を置きっぱなしにすると跡がついてしまうことがあります。また、湿気が溜まりやすい環境だとダニやカビの温床になってしまうので、掃除や換気なども定期的に行わなければいけません。

・建築費用が増えてしまう
和室を設けると、当然その分お家の面積は大きくなり、建築費用が増えてしまいます。かといって全体の大きさを抑えようとすると、他の部分が小さくなってしまいます。和室を計画する際は、しっかりと用途を考えて全体のバランスを考慮しながら進めていきましょう。

 

和室のスタイル

和室にはどのようなスタイルがあるのか、その間取りのポイントや注意点をご紹介していきます。

独立和室

独立和室│タカノホーム

独立和室は、LDKと直接繋がっていない、独立した和室のことです。今では少なくなりましたが、昔は法事などお寺からいらっしゃる住職や来客者を出迎える客間として使うことがほとんどだったので、和室と聞いて客間のイメージが強いのはそのような理由だといわれています。

特徴としては、和室さえ綺麗にしておけばLDKが散らかっていても安心してお客様をお招きできるので、急な来客にも対応できます。また寝室が2階にあるお家では、将来的に和室を寝室として使えるので、年齢を重ねてからは平屋のような生活も可能になります。ご両親と同居する可能性がある方は、和室を寝室として利用してもらえるので安心ですね。
独立和室であれば洋室とのデザインの兼ね合いをあまり気にしなくて良いので、仏壇がある場合や真壁和室などの本格的な和の設えにしたい場合におススメです。

注意点としては、他のスタイルと比べて一番お家の面積が大きくなり、費用も上がりやすいことが挙げられます。独立和室は最低限6帖ないと狭く感じやすく、押入れや床の間などの面積を考えると8~10帖ほどのスペースが必要になります。独立の和室をつくったはいいものの誰も使用せず物置のようになってしまっているお家もあるようなので、しっかりと将来の家族構成を考えて採用するかどうか決めましょう。独立型和室│タカノホーム

タタミコーナー

タタミコーナー│タカノホーム

タタミコーナーは、LDKなどの他のお部屋の一角につくられたタタミスペースのことです。省スペースながら、たくさんの使用方法があるので人気の高いスタイルです。

例えば、奥様がキッチンで家事をこなしていてもタタミコーナーの様子が自然に目に入るので、お子さんの遊びスペースとして安心して利用することができます。畳はフローリングに比べクッション性が高いため、お子さんの怪我対策にもなりますよ。さらに、お子さんが成長したら遊び場からリビング学習のスペースとしても使えるなど、状況に応じて使い分けがしやすいメリットもあります。独立和室と同じく臨時の寝室としても利用することができますが、かなりオープンなスペースなので、ロールカーテンなどで仕切れるようにしておくなど工夫が必要です。
また、タタミコーナーの床を少し上げて、小上がりにするスタイルもあります。一段上げることで、腰かけて使うこともできますし、段差を利用して下部にちょっとした収納をつくることもできます。

注意点は、しっかりと使い方をイメージしておかないと、生活動線の邪魔になったり無駄なスペースになってしまう点です。大きさのイメージとしては、お子さんの遊び場や学習スペースとして使うだけなら2~3帖で可能ですし、ご両親やお友達の寝室としても使用するのであれば4.5帖以上あるのが理想的です。おもちゃや布団が仕舞える収納を用意するとより使いやすくなるので、収納込みで何帖必要かご家族で話し合うのをおススメします。また、ヘリ無し畳などモダンなスタイルの畳を選択しないと、LDKの一角にタタミコーナーを設ける場合はちぐはぐなインテリアイメージになってしまうので、内装材の選択にも気を配りましょう。

タタミコーナー│タカノホーム

タタミコーナー│タカノホーム

独立型兼タタミコーナー

独立兼タタミコーナー│タカノホーム

独立型兼タタミコーナ-は言葉通り、独立和室としても使用できるしタタミコーナーとしても使用できるスタイルのことです。一番多くの使い方ができるので、かなり人気が高い形です。扉の開け閉めで独立型とタタミコーナーに使い分けます。

特に人気の形としては、LDKと玄関ホールどちらからもアクセスできるように配置するスタイル。LDK側の扉を閉めて玄関ホールからのみ入れるようにすれば独立和室になり、逆にLDK側の扉を開けて玄関ホール側の扉を閉めておけばタタミコーナーとして使用できます。独立和室、タタミコーナーの両方のメリットがある、いいとこどりのスタイルです。

注意点は、間取りを考える際に考慮することが増える点です。タタミコーナーのように使うにはLDK側を大きく開けられるように設計したいところですが、その際は壁や襖の収納される位置に気を配らなければなりません。LDKと玄関ホールどちらからもアクセスできるようにするためには、LDKと玄関ホールの間に設置しなければいけないので、ゾーニングがほとんど決まってしまいます。
土地からお探しの方は、ゾーニングの関係で独立型兼タタミコーナーが作りにくい土地もあるので、注意しましょう。メリットも多いですが、間取りの制限や考慮するべき点も多くあるので、しっかりと使い方について検討する必要があります。

独立型兼タタミコーナー│タカノホーム

スキップ和室

スキップ和室│タカノホームスキップ和室はスキップフロア(中二階)を和室として使うスタイルです。スキップフロアの下部は大容量の半地下収納として利用できるので、コンパクトな敷地でも和室や収納スペースを確保したいという方に人気の形です。

使い方としてはタタミコーナーと同じく、お子さんの遊び場やお昼寝スペース、将来的には学習スペースとして使用することができますし、ご両親やお友達の寝室にも使用できます。リビングとの間仕切りに目線が通るアイアン手摺を用いればタタミコーナーに近い使い方に、襖などで完全に仕切れるようにすれば独立型に近い使い方ができます。

注意点としては、スキップフロアは階段の踊り場から入れるお部屋なので、必ずリビング階段にする必要があります。そのためLDK・階段・スキップ和室・2階ホールは少なくとも1つの繋がった空間になるので、断熱性能を高めておかないと夏は暑く、冬は寒くなってしまいます。また床の高さを大きく変更するため、建物のバランスを取るのが難しくなり、耐震性の対策も必要です。スキップ和室を採用する場合は、特に断熱性と耐震性に優れた住宅会社を選ぶことが重要です。

スキップ和室│タカノホーム

スキップ和室│タカノホーム

まとめ

今回は4つの和室のパターンをご紹介しました。スタイルによって使い方やメリットは変わってきます。お好みのスタイルは見つかりましたか?
一方で、「タタミスペースをなくして、少しでもリビングを大きくしよう」とか、「リビングスペースに置き型のタタミを敷いてタタミコーナーのように使えるようにしよう」という考え方もあります。
各ご家庭で和室は本当に必要か、必要な場合はどんな使い方をするかを、ぜひ一度話し合ってみてください。

WRITER

スタッフ名が入ります。

島田 宗人

富山第1展示場 営業

去年タカノホームでマイホームを建築しました。 話には聞いていましたが、タカノホームの家は本当に快適でした。

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