MENU CLOSE

information

更新情報

2022.12.06

最近増えている二世帯住宅!メリット・デメリットを紹介

新築を検討される中で単世帯住宅にするか、両親と同居の二世帯住宅にするか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。一口に二世帯住宅といっても、様々な形があります。そこで今回は、二世帯住宅を検討していく中でのメリット・デメリットや種類、ポイントなどを紹介していきます。

二世帯住宅イメージ│タカノホーム

目次

  • 二世帯住宅のメリット・デメリット
  • 二世帯住宅にはどんな形がある?
  • 後悔しないためのルール決め
    ―生活習慣
    ―金銭面
  • まとめ

二世帯住宅のメリット・デメリット

二世帯住宅イメージ│タカノホーム

二世帯住宅とは、親世帯と子世帯など二世代の家族が一緒に暮らすお家のことです。家族のありかたが昔とは変化してきている現代では、今後身内ではない家族同士が一つのお家に共同で住むような居住スタイルも二世帯住宅の形態として増えてくるかもしれません。
では、二世帯住宅にすることでのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

・家事や育児の負担を分担できる
単世帯住宅のお家よりも一緒に暮らす人数が増えるため、家事、育児、行事などの役割分担がしやすくなります。日々の家事に加え、子世帯からはご両親にお子さんのお世話や郵便物の受け取りを頼んだり、親世帯としては力仕事や庭仕事など体力的に厳しくなるものを頼むことができるので、双方メリットがあります。

・家族のコミュニケーションが増える
親世帯にとっては、孫の成長を間近で見守ることができる喜びが大きいかと思います。子どもの教育においても、一緒に食事をすることでの楽しさや、様々な年代の大人と触れ合うことでコミュニケーションの幅が広がります。逆に、年を重ねた両親を近くで見守れるのも安心ですね。

・建築費の削減や補助金などで経済的な負担を軽減できる
二つのお家を建てるよりも、まとめてひとつのお家を建てる方が建築費は安く済みます。また、親子ローンを組めば、家計を支える人数が増えるので日々の負担が軽減されます。自治体によっては二世帯同居を推奨して補助金を出しているところもありますので、さらに経済的メリットが大きくなります。

デメリット

・騒音や生活習慣の違いによるストレス
生活スタイルが世帯間で違うと、いくら身内といえども音が気になったり、生活習慣のちょっとした違いでストレスを感じてしまうことがあります。親世帯と子世帯が良好な関係を続けられるよう、お互いの歩みよりが必要になってくることが二世帯住宅の大きな課題です。

・様々な支払いや相続時に注意が必要
住宅ローンや光熱費などの支払いについてしっかりとルールを決めておかないと、トラブルのもとになります。また、土地の名義が親だったり、親子ローンで建物の名義を半々にしていたりすると、相続時に兄弟間でトラブルになるケースもあるので事前に話し合って取り決めをしておきましょう。

 

二世帯住宅にはどんな形がある?

二世帯住宅の形を大きく分けると「完全同居型」「一部共有型」「完全分離型」の3パターンに分けることができます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

完全同居型

生活していく上で欠かせない玄関やリビング、キッチン、浴室など全て1つずつで共有する形です。親世帯と子世帯が日常的に交流できるので一緒に暮らしているという感覚を持ちやすい特徴があります。

居室が増えるだけで、設備などはひとつのお家とあまり変わらないので、かなり費用を抑えることができます。ただし、プライベート空間が少なくなり、家事をするスペースも共有になります。生活習慣のずれがないご家庭、特に奥様のご両親と同居する二世帯住宅の場合は、この形を採用されることもあります。二世帯住宅間取り│タカノホーム

部分共有型

玄関、リビング、キッチン、洗面、浴室などのうち一部を共有して使い、その他を別々にする形です。どの設備を共有にするかで生活のスタイルは大きく変わります。いくつかの例を紹介していきます。

・キッチン、浴室、LDKなど共有/ミニキッチン、トイレのみ別々
ほとんどの設備を共有し、ミニキッチンなどちょっとしたプライベートスペースを設けたスタイル。毎日の生活は完全同居型に近いですが、友人を呼ぶ際や、夜遅くに食事をする場合などにそのスペースを活用するイメージです。

・玄関、浴室共有/その他(LDK、物干し、洗面、トイレ)別々
毎日の食事は別々で食べるけどお風呂の時に少し会話や顔を合わせるといった、ほど良い距離感の暮らし方になります。

・玄関共有/その他(LDK、浴室、物干し、洗面、トイレ)別々
ほとんどが別々なので、独立型に近い生活スタイルになります。玄関は共有ですが、使う人数が多いので脇玄関を設けておくと便利です。

その他、子世帯側にシャワールームがほしい、洗濯・物干しだけは別、などご家族によって形は様々です。二世帯住宅間取り│タカノホーム

完全分離型

親世帯と子世帯の生活空間を完全に分けて、全く別の世帯として暮らす間取りです。リビング、キッチン、浴室だけでなく、玄関まで全て2つずつ設置します。プライベート空間は完全に分けたいが、いざという時に近くで助け合えるようにしたい方に向いています。ただ、リビング、キッチン、浴室、玄関等を2つずつ用意しなければならないため、その分費用は大きくなります。

完全分離型の中でも、1階と2階で分ける上下分離型、左右で分ける左右分離型があります。上下分離型の方が建築費を抑えられますが、騒音などのトラブルに繋がりやすくなります。一方、左右分離型はほば独立したお家として暮らすことができますが、広いスペースが必要で、建築費は2軒分に近い金額になってしまう可能性があります。

二世帯住宅間取り│タカノホーム

後悔しないためのルール決め

二世帯住宅イメージ│タカノホーム二世帯住宅を検討していく中で世代が異なる二世帯が同じ屋根の下で暮らすと、相手の行動や言動でストレスを感じることもあるでしょう。ストレスを感じず生活できるように二世帯住宅ではルールを決めておくことが大切になってきます。ここでは、二世帯住宅で後悔しないために大切なポイントを「生活習慣」「金額面」に分けてご紹介します。

生活習慣

・干渉に関するルール決め
二世帯住宅で感じるストレスの多くは、親世帯からの過干渉です。嫁姑問題という言葉があるように、お嫁さんがお姑さんからの干渉にストレスを感じるケースが多いです。干渉に関するルール決めは義父母に言い難いこともあると思うので、旦那さんが決めたというスタンスで代弁した方がスムーズに進めることができます。子育てや家事など特に口に出して欲しくないことは事前に伝えておきましょう。

・プライバシーに関するルール決め
二世帯住宅はプライバシーが守られにくい側面があります。「○時以降の訪問や連絡は控えること」「書斎や寝室の立ち入り禁止」「宅配物は本人のものでなければ、そのまま玄関に置いておく」など、ストレスのかからないほど良い距離感を保ちながら生活できるよう各々の家族に合ったルール決めを行いましょう。

・共有部分の家事分担や使い方に関するルール
共有部分の使い方でトラブルになることも多くあります。例えば「お風呂、トイレの掃除は誰がいつ行うのか」「選択は別々に行うのか」「必ず座ってトイレをする」「料理は誰がするのか」などがあります。その他にも、キッチンの高さを誰に合わせるかで揉めることもあります。合わない方は使い勝手の悪いキッチンになってしまうので、使う人の身長差がある場合には注意が必要です。

金額面

・お金に関するルール
お金が絡むと根深いトラブルに発展しやすいので、事前に話し合い、一定のルールを設けておきましょう。確認事項としては、建築に関すること、固定資産税などの税金、各種保険料、メンテナンス費用、食費、生活雑費、光熱費、通信費などがあります。完全分離型であれば電気、水道メーターを世帯ごとに設置する場合もあるので光熱費を分けることは可能です。食費や生活雑費、通信費なども完全分離型であれば分けやすくなります。同居型、一部共有型だと上記のようにはいかないので、事前のルール決めが大切です。

・相続時に関するルール
二世帯住宅では、親世帯が住んでいた住居や土地の分配を巡って同居していなかった親族とトラブルになるケースがあります。親が亡くなった後の話になるので話題にするのは難しいですが、トラブルになる前に話し合っておきましょう。

以上、二世帯住宅を考えていく上での後悔しないためのルールをご紹介しました。臨機応変に対応した方が良い場合もあるので、その都度柔軟にルールを見直すことも視野に入れておきましょう。

まとめ

二世帯住宅にすることで、子育てや家事、介護といった生活の助け合いができます。また、お金を出し合うことでお家づくりの予算アップも可能になるかと思います。しかし、同じ屋根の下で暮らしていると、何かしらのトラブルが起きてしまう場合も…。そうしたトラブルを軽減できるように、両世帯で話し合って納得するやり方を探すことが、二世帯住宅で暮らす成功の秘訣になります。
タカノホームでは二世帯専用の商品もあり、多くの経験があります。お気軽にご相談ください。
詳しくはこちら→300家族のヒアリングから誕生した二世帯住宅「WREATH」

 

WRITER

スタッフ名が入ります。

磯部 元樹

高岡展示場 営業

2児1犬の父親です。趣味はサウナとゴルフです。 だんだん後輩も増えてきたので、負けないように頑張ります!!

カテゴリで絞り込む