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2023.11.10

土間のあるお家って実際どうなの?魅力や注意点、実例をご紹介

近年再注目されている「土間のあるお家」。室内で靴を履いたまま使える土間スペースは、ご家庭での自由な場所として様々な使い方ができます。その魅力や注意点はどのようなところなのでしょうか。わかりやすく解説していきますので、土間を取り入れたい方や悩んでいる方はもちろん、検討していない方もぜひ参考にしていただけたらと思います!

土間イメージ│タカノホーム

目次

 

 

土間って何?

土間イメージ│タカノホーム

土間とは、お家の中の土足で入れる空間のことです。昔の日本家屋では、多くのお家で玄関と居室との間に土間スペースがつくられていました。外と室内の中間的な位置づけで、作業場や炊事場としての役割や、来客があった際の話をするスペース、お部屋の中に入れられない外で使用するものの保管スペースなど様々な用途で使われていました。

生活スタイルやお家のつくりの変化によって土間のあるお家は減っていきましたが、最近では昔の土間の意味合いが少し異なる、お洒落で利便性の高いプラスアルファの空間として設けられるケースも増えてきました。土間スペースの活用が増加した理由の一つとしては、コロナウイルスの影響で外出が制限された状況の中、お家で何かをしたいというニーズが増加したからです。

そんな土間スペースの魅力はどのようなものでしょうか。土間スペースの使い方に迫っていきましょう。

 

 

土間スペースの魅力4選

〇収納スペースとして活躍

大きな荷物や外で使用するものを収納したり、濡れたものを一時的に置いておくなどの仮置き場として使用できます。例えば、室内に入れたくないけど外に置きっぱなしにしたくないベビーカーやお気に入りの自転車、冬の除雪用のスコップ、上着などです。近年ではキャンプブームもあり、アウトドアギアをたっぷり収納できるスペースとしても人気があります。

土間イメージ│タカノホーム

この土間スペースの使い方は性質上、玄関から直接出し入れできる位置に設けることがほとんどです。玄関から入ってそのままキッチンまで通り抜ける、通り土間のような使い方も使い勝手の良さから人気があります。

 

〇子どもやペットの遊び場として活用できる

遊び場としての可能性を広げてくれる土間スペースは、外で遊べないような天候が悪い日などに大活躍します。例えば、屋内キャンプをしたり砂場を作ったり粘土遊びをしたりなど、床の汚れを気にせず思いっきり遊ぶことができます。目の届くところで子どもやペットがのびのびと遊べるので、見守りもしやすく安心です。

土間イメージ写真│タカノホーム

 

〇趣味の空間が広がる

DIYやガーデニング、絵画、陶芸など木くずや土などの汚れを心配することなく様々な趣味を楽しむことができます。土間スペースで作業することで天候に左右されずバイクや自転車のメンテナンスも可能です。

趣味に没頭したい場合は独立して設けたり、リビングに併設してつくればご家族と会話をしながら作業ができるので、家庭内のコミュニケーションの場の一つにもなります。

土間イメージ写真│タカノホーム

 

〇濡れたものを干すスペースとして使える

雨で濡れた傘やレインコートを干す場所に困ったことはありませんか?干す場所はお家の中にあるけど、行くまでに水が垂れたら嫌だとか傘を広げたまま干したいと言われる方もおられます。そういう時は土間スペースが便利です。雨で濡れたものを靴を脱がずに脱いだり干したりできるスペースとしても使用できます。

土間イメージ写真│タカノホーム

 

 

土間スペースの注意点

注意点│タカノホーム

 

湿気が溜まりやすい

土間のある場所は湿気が溜まりやすくなります。外に近い位置の土間は温度差の影響を受けやすく、結露が起きやすい環境です。特に冬は雪がついたままの濡れたスコップや長靴などを置いておくと、暖かいお部屋との温度差で非常に結露が発生しやすい状態になります。

対策としては、調湿効果のある壁紙や内装材を使用することや、適切な換気計画を行うことです。そして、水分の多いものを置いたり使用した際はこまめな換気を行い、湿気を逃がす工夫も必要です。

 

寒くなりやすい

土間空間は一段下げて設けることが多く、冷気が溜まりやすい環境でもあります。さらに土間で使用するコンクリートやタイルなどの素材自体も冷えやすいので、土間スペースは冬寒くなりやすいです。

対策としては、第一にお家全体の断熱性能を高くすることです。特にサッシを断熱性能の高いものを選ぶことで土間スペースへの冷気の侵入を少なくすることができます。また、基礎部分に断熱材をいれて外の温度がそのまま伝わらないように施工することも大切です。

人の出入りが多くどうしても寒くなりやすい場合は、土間スペースとの間に扉を設けて場合に応じて仕切れるようにしましょう。

 

他のスペースが狭くなってしまう可能性がある

便利な空間だからといってバランスを考えずに計画してしまうと、全体の大きさが大きくなってしまったり、リビングなどの隣接する居室の大きさが狭くなってしまう可能性があります。土間スペースで何をしたいのか、どのような広さが妥当なのか、ご家族で十分話し合った上で計画していきましょう。

 

土間のあるお家の施工実例

①ペレットストーブのある家

玄関から繋がる土間スペースにペレットストーブを設置しました。土間スペースなので煤汚れの心配がなく安心して使えます。趣味のスノーボード板の手入れやディスプレイ、濡れたコートやスコップなどの収納にも活用しています。

土間実例写真│タカノホーム

 

②リビングと繋がった土間スペースのある家

リビングに隣接した大きな土間スペースがあり、お家キャンプが楽しめます。ウッドデッキにも繋がっており、天気のいい日には土間に置いてあるキャンプギアをそのまま出して外でくつろぐことも可能です。

土間実例写真│タカノホーム

 

土間実例写真│タカノホーム

 

③広々玄関土間と半地下収納を繋げた家

玄関土間と一体化させた大きな土間スペースは自転車やバイクを置く場所としても使えます。数段上がったリビングの下に設けた半地下収納には外で使うものをたっぷり収納できるので、タイヤなどの大きいものの収納も可能です。使う頻度に応じて仕舞い分けができます。

土間実例写真│タカノホーム

 

土間実例写真│タカノホーム

 

 

まとめ

今回は最近増えてきている土間のあるお家についてご説明いたしました。

 

土間スペースは古くから日本のお家で作られていた場所です。皆様の身近なお家にも土間スペースがあるかもしれませんね!また、今回施工実例で紹介した以下のお家は見学可能なのでご検討中の方もそうでない方も是非ご見学ください♪

リビングと繋がった土間スペースのある家(富山市西荒屋2号棟「遊箱」モデル)

広々玄関土間と半地下収納を繋げた家(高岡市志貴野しらとり台「遊箱」モデル)

このコラムが皆様のお家づくりの検討材料のひとつとしていただけると幸いです。ご閲覧ありがとうございました。

 

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